ゴールドな恵比寿様と孤独な夜

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金曜日は"金"の日なので、
とにかくキラキラしたものに囲まれて過ごすと、
誰からもお誘いを受けない週末の寂しさを誤魔化せると
信じてやまない鈴木です。


さて、キラキラといえばやっぱり"金色"ですね。
折り紙のセットでも1枚しか入ってない、大変貴重な色です。

金色は英語ではgoldですが、
このgoldを使った面白い表現があります。それがこちら。


a heart of gold

ニールヤングの曲名にもなってるので
ご存知の方も多いかもしれません。

シンプルに訳すと「黄金の心」となるので、
どういう意味なのでしょうか?

ニールヤングの歌詞だと、
Keeps me searching for a heart of gold.
(黄金の心を探し続けさせてくれ)
と使われてるんですが、

人生において追い求めたい心/価値のある心

という感じが伝わってきますね。

そこから考えると、
人としての理想的な心のあり方がa heart of goldということになりそうです。

で、a heart of goldを辞書で調べてみると、
「思いやりの心」「綺麗な心」という意味が載っています。

ということは、
価値ある心/追い求めるべき心というのは、
優しさ/思いやりを指すということになりそうです。

ただ、「人として価値のある心」というのは、
きっと時代の倫理観や道徳観ととともに変わってきていると思います。


ここで少し歴史の話を。
実は、この表現はなかなか歴史があって
16世紀ごろから使われていたらしいです。

ちょうどその頃は、
スペインが新大陸へ入ってゴールドを手に入れ、
ファッションに取り入れた時代でもあります。

美しく輝く貴重な金が、多くの人々を魅了し、
だんだんと、多くの人に愛されることを象徴する色として
扱われるようになったのかもしれません。

綺麗に光り輝く価値のある色

あまねく人を照らし魅了する愛されモノ

優しく思いやりのある心

というかたちで
意味が作り上げられていったのかなと思います。

人から愛されるのは
やはり思いやりだったり優しさの心ですものね。


日本語では、
黄金時代とか金の卵というように、
金=才能/強さみたいな表現が多い気がしますが、

英語だと、美しさや優しさ、
人を惹きつけるもの(優しさや思いやり)の
象徴としての色なんですね。


ちなみに、
ニールヤングの曲は一般的には『孤独の旅路』と訳されてまして、
これはa heart of goldを追い求めて一人歩み続ける
という歌詞の世界観を訳したタイトルになってます。

このように、歌の翻訳というのは、
ときに字面通りではなく、
そこで描かれてる世界そのものを意訳して
曲名の訳に当てるということがあるので、

決して誤訳とかではなく、
むしろなかなか奥の深い翻訳の技なんです。

こんな視点で
英語の曲名とか歌詞を日本語の訳と
比べてみてみるのも楽しいかもしれませんね。


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