whyと言われて困ったあなたへ


ぼくの生徒さんが実際に体験したことなのですが、
ある会合でネイティブの人と英語で雑談してるときに、

“I should have had my hair cut shorter.”
「髪の毛もう少し短くすればよかった」

と言ったときに、すかさず

“why?”

と聞かれたんだそうです。

生徒さんは
「いや、でも似合ってるよ」とか
「確かなもうすこし短いとバランスいあかも」とか、
そういったあいづちを待っていたらしいのですが、

まさか
「なんで?」と聞かれるとは思わなかったらしく、
困ってしまったそうです。


whyと聞かれて困るというのはよくある話ですが、
そもそもなぜネイティブの人がwhyと聞くのかといえば、
それは納得がいかないからです。

英語では「意見」と「事実」をきちんとわけて発言する必要があります。
そして、「意見」を述べるのであれば、それを支える論拠、
つまり「どのように、なぜ」を説明しなくてはなりません。


なにが「意見」になるかは難しいところですが、
わかりやすいのは助動詞と相対的な形容詞、そしてI thinkなどで始める文です。

例えば先ほどの例だと、
助動詞のshouldが使われていました。
だから「意見」とみなされたわけです。

でも「とのように、なぜ短くすべきだったのか?」については、
言及されてなかったから納得できなかったのでしょう。
だからwhyという質問がきたわけですが。

ここで言うべきは、
「今の長さだと髪の毛が目にかかる」とか、
なぜ短くすべきなのか、その理由です。

あるいは、「目にかからないくらいにしたかった」というかたちで、
どのように短くすべきだったのかを、その目的(モデルの〇〇みたいな雰囲気にしたかった、など」)と
合わせて説明すると良かったんですね。


日本語は「察する」文化があるので、
相手の意見に対して論証はそこまで求めず、
むしろ英語圏では意見とみなされることも、
「そうなんですね」で終わらせるところがあります。

どちらが良い・悪いではなく、
英語を話すときは、「意見」なのか「事実」なのかを意識して、
「意見」をいうときは、相手がわかってくれるように「どのように、なぜ」を説明する配慮があると、
why?と聞かれて困ることが少なくなると思います。


ちなみにこの「どのように、なぜ」を説明する訓練は日本語でできます。

「今日は暑いですねぇ」で終わるんじゃなく、
「30度近くなるそうですよ」と、"どのように"をつけてみる。
このもう一言を考えるクセがつくと、
自分の意見をわかりやすく伝えられるようになりますし、
お互いがそれをしっかりやっていくようになると意見の齟齬も起きにくくなります。

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