ピンとくるthe

英語表現のニュアンスをきちんとおさえて
ネイティブと堂々と渡り合える英語力を鍛える専門家、
英語学習コンサルタント・語学書ソムリエのさみーです。


画像の説明


とある授業で中学生からこんな質問をいただきました。
「どうしてstationとかlibraryはtheがつくことが多いんですか?」


気にする人は少ないかもしれませんが、
確かに中高の教科書や問題集では
例えば「私は図書館で勉強しました」というときに
I studied at the library.
というかたちでtheが当たり前に使われます。


ですが、
このポイントに対する説明はほとんどされることがなく、
一部の塾では「stationとlibraryにはtheをつけなさい」
といった受験用丸暗記ルールが存在したりします。
中高時代に悩んだ方も多いのではないでしょうか?


しかも厄介なことに駅や図書館には
必ずしもtheがつくわけではなく、
例えば
「この近くに図書館があるんだよ」というときには
There is a library near here.
というかたちで、theを使うことなく表現します。
必ずしもtheを使うわけではないのです。

ではいったいなぜ図書館や駅にはthe がつくことが多いのか?



これを理解するには
theの感覚を押させておくといいです。


theは「ピンとくる」ものに対して使います。


例えば
Do you have the time ?
「いま何時ですか?」
という表現は、「時間ありますか?」と訳してしまいがちですが、
timeにtheがつくことで、
お互いがピンとくる時間を指す、つまり「今の時間」を表すというわけです。


なので、図書館や駅などは
大抵は会話の中で「ピンとくる」場所だと思います。
和光市で話をしていて
「ちょっと駅まで行ってくる」といえば
大抵は和光市駅を指すはずですね。
お互いピンとくるので
I’ll go to the station.
といえばいいわけです。


逆にピンとこないのであれば
a libraryとかthree librariesというかたちで
theを使わずに表現します。
さっきのThere is a library near here.
というのは「この近くにあるんだよ」と
新しい情報として図書館を出してきたわけですから
相手はまだピンとこない、だからtheではないのです。


何気なく使われるtheですが
しっかりと意識をして使えるようになると
英語の奥深い感覚がつかめるようになります。
細かいところかもしれませんが、
「神は細部に宿る」のごとく、
ていねいに感覚をとらえるようにしてみてください。

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