〜してくれる?

英語表現のニュアンスをきちんとおさえて
ネイティブと堂々と渡り合える英語力を鍛える専門家、
英語学習コンサルタント・語学書ソムリエのさみーです。


画像の説明


最近、
「ビッグバンセオリー」という海外ドラマにハマっています。


会話のスピードが早かったり使われている表現が難しくって、
とてもとても英語だけで理解することは難しいのですが、
英語の字幕付きでなんとか楽しんでいます。


海外ドラマは1話20分程度のものもありますし、
ホームコメディ的なものだと日常会話も多く出てくるので
表現の使い分けを学ぶのにおすすめだったりします。




さて、そんな「ビッグバンセオリー」の中で、
would とcouldの違いを使って
笑いをとるシーンがありました。
誰かが訪ねてきてノックの音がしている場面です。


Lenard:Wanna get that?
(君が出たい?)

Sheldon: Not particularly.
(いや特には)

Lenard: Could you get that?
(出られる?)

Sheldon: I suppose I could if I were asked.
(頼まれたら出る)

Lenard: Would you please get that?
(出てください)

Sheldon: Well, of course. Why do you have to make things so complicated?
(もちろん)


could you?もwould you ?も
「〜してくれる?」という意味で
丁寧なお願いをするときのフレーズとして習うと思います。
ですが、この2つの表現には明確な違いがあります。


couldはcanの過去形です。
過去形にすることで距離感をだし、
丁寧な表現だったり可能性が低いことを表します。
なので、could you?というのは
(状況的に)できるかどうか
(能力的に)できるかどうか?
という意味でお願いをするときに使います。


一方、wouldはwillの過去形。
willは強い意志だったり考えを表す助動詞です。
なので、would you?は
その人にそうする意志があるかどうか
能力や状況はあまり配慮しません。


なので、would you?と聞かれて
of courseと答え、
そのあとでSorry, I couldn’t
となることもあるわけです。


could you?と聞かれて
of courseと答えたならば
できると思ってお願うを聞くということですね。


このやりとりをしているsheldon(シェルダン)は天才物理学者で
人とのコミュニケーションに難ありな登場人物なので
言葉の裏を読まずに、
could youと聞かれたら
状況的に、能力的に「できるかどうか」の事実だけを
答えてしまうキャラとして描かれているわけです。
お願いされていると気がつけないんですね。


このcouldとwouldネタは他のシーズンで使われています。
ペニーが商売を始めようとしてシェルダンと話をしているシーンです。


Could you maybe show me how to make more money with this?
(うまく稼げる方法を教えてくれる?)

Of course I could.
(できるとも)→部屋を出て行こうとする

Sheldon, wait. Will you?
(待ってよ。お願い)

Just to be clear here.You’re asking my assistance.
(確認だけど、ぼくに手伝って欲しいの?)

Yes.
(ええ)


言葉通りのコミュニケーションから生じる行き違いが
笑いになるというのは、
英語だけでなく日本語でも見られます。


「やれますか?」「もちろん、できるよ、ぼくならね」
「じゃなくて、やってくれますか?」
「なんでそう言わないの?」
みたいな会話は日本語でも揚げ足をとる感じで
やったりしますね。


もしかしたら言葉とその裏のニュアンスで遊ぶというのが
人間が生み出す言葉の楽しみの一つなのかもしれませんね。
(みたいなことを喜劇論的なので大学時代に習ったような…)

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