となりの仮定法

英語表現のニュアンスをきちんとおさえて
ネイティブと堂々と渡り合える英語力を鍛える専門家、
英語学習コンサルタント・語学書ソムリエのさみーです。


画像の説明


ブログを読んでくださっている方から
「仮定法」についてご質問をいただいたので
お答えしたいと思います。
(いつもありがとうございます!)


高校英文法で多くの生徒がつまずくのが仮定法です。
ぼくも学生の頃はよくわかりませんでした。


中学のときに出てくるifは「もし〜なら」と訳しますが、
これは実はほぼ”条件”に限定された使い方でした。
「もし雨が降ったら…」というのは
仮定というよりも条件(こうなったらこうしよう)みたいな感覚です。


だから入試でもよく問われるのがこんな問題。

◯if it rains tomorrow, we’ll go on a picnic.
× if it will rain tomorrow, we’ll go on a picnic.

ifの中が未来ではなく現在形になっているのに気がつきますか?
このルールは「時や条件を表す副詞節内では未来のことも現在形で表す」
といった感じでテキストに載っています。


学生の頃には
あたかも問題を作るためにあるようなルールだなぁと感じたのですが、
実はこれが「なぜ現在形でなければならないのか?」
「未来のことなのに、いっこ前の現在を使うのはなぜか?」
と考えていくところに
仮定法の理解へ繋がる鍵があります。




さて、というわけで仮定法にはいりますが、
この文法ルールはわかりやすくいうと
「いっこ前の時制にズラす」ということです。


英語では時間の感覚として
過去・現在・未来があります。
それぞれの時点で
仮定するときにはひとつ前の時制にすればいいのです。


例えば、
「もしぼくが君なら…」という仮定は If I were you, となります。
普通ならぼく=君はI am youですが、
amを一個前の時制にしてwereとすることできょり感を出して
仮定するんです。
(なぜwasではなくwereなのかは話が長くなるので
ひとまずはより「ありえなさ」を出すために
wasではなくwereにしていると思っておいてください。)


なので、それぞれの時制で仮定するとこんな感じになります。


【過去について仮定】
If I had taken Sammy’s lesson when I was a kid,
(子供のころ、さみーの授業を受けていれば…)

【現在について仮定】
If I were a cool guy like Sammy
(もしもぼくがさみーみたいなイケメンだったら…)笑

【未来について仮定】
①If it rains tomorrow,
(もし雨が降ったら)

②If I should lose you,
(もし君を失ってしまったら)

③If I were to die tomorrow
(もし明日死んでしまったら)
If you were to come with us,
(もしご同行願えれば)


未来の出来事というのはある意味すべて”仮定”ですから
ニュアンスの違いでバリエーションがあります。

①は「こうなったらこうしよう」的なことで
条件として使われることが多いです。

②はとく「万が一〜なら」なんて訳されますが、
起こる可能性がとっても低いことに対して使うことが多いです。

③はいろいろと使いますが、
絶対にありえなさそうなこととか
ものすごく丁寧で遠回しなお願いをするときに使います。

shouldとwere toはほぼ同じ表現でいけますが、
絶対にありえないというときには
were toを使ったほうがニュアンスが伝わります。


この辺りについては
詳しく書くと長くなってしまうので
省略しますが(気になる人は質問ください)、
仮定法はとってもポピュラーな表現なので
気軽にがんがんつかっていきましょう。


日本語のように
「仮に〜ならさぁ」とか「もし〜なら」というときに
時制をいっこズラす
これさえ覚えておけば仮定法マスターになれます。

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